Vol.22 Share on Facebook Share on Twitter

学生と大広が、お互いを深く知り合う場。
「DAIKO WINTER CAMP」in 東京

今年から、大広は新卒採用を大きく変えた。(詳しくは、ダイGOoooo!Vol.19Vol.20 を参照)そして2月、「DAIKO WINTER CAMP」と名付けたインターンシップを東京と大阪で開催。東阪それぞれ30名以上の学生を迎え、大広社内の各部署からも多くの社員が参加した。これから一緒にチームで働いていく仲間をお互いに見つけるCAMPにしたい。そんな熱い想いを、学生はどう受け止めたのか?まずは、東京でインターンシップに参加した学生4名に社員が話を聞いた。(大阪編はこちら

髙山:4日間に渡って参加してくれたインターンシップが終わりました。今回、大広社員にいろいろ出会ってみて、率直な感想はどうでしたか?忖度不要です(笑)

学生C:人事の方の進行は、特にめちゃくちゃ良かったと思っています。偏りがないフラットな方をあえて新卒採用のイベントに選んで、適材適所されているんだなと感じて、すごく親近感がありました。あと、課題を4日間やっていく上で、いろんな部署から講演される方々がいらっしゃって、全て本当に実りのあるというか、メモをする内容もすごい豊富な講義内容でした。

学生A:他社のインターンシップは人事の方だけが担当されることが多いと思うんですけれども、大広さんだと人事以外にも営業の方やクリエイティブの方など、いろんな職種の方とフラットにお喋りさせて頂ける機会があったのがいいなって思いました。リアルな社員の方同士の会話も聞けて、「実際こうやって働かれているんだろうな」という雰囲気を覗き見させて頂いた気分です。

学生M:確かに社員さんの雰囲気がすごく伝わったな、と思います。特にお昼とか、他社のインターンシップではチーム内でワークを進めながらご飯を食べるのはあったんですけど、社員さんの意見を聞かせて頂きながらご飯を食べることはなかったので新鮮でした。社員さんの考え方とか普段お仕事されている思考法みたいなことを、会話を通して学ばせて頂けることがすごく多かったです。

学生P:本当にその通りで、一言で言うと本当に温かい。社員さんの温かさは一番痛感したところです。そういう自分ら学生と社員さんの関係もそうなんですけど、社員さんたちを間近で見ると、社員さん同士の関わり合いがすごく密で濃いことがわかる。やっぱりチームというのをすごく大事にしてる会社なんだなと肌で感じられて、いい収穫になりました。

小尾:「収穫」っていい言葉。ありがたいですね。

小尾、和田、髙山
左から、東京計画局 小尾和紀 / 東京顧客発掘局 和田聡 / 人事局 髙山翼

髙山:本当にね。なにかを得て、帰ってもらえたらいい。僕らはインターンシップを、単純に大広の自己紹介とか採用活動の一つだけで終わりにはしたくないな、というのはずっと思っていました。今回30人以上が4日間参加してくれて、当然その中で大広に入社するのは一部の人だけかもしれない。自分から大広を選ばない人もいるだろうけど、せっかく来てもらったからには何か得るものがあって帰ってもらったらいいなと。その他に、これ印象深かったなとかあります?

学生A:私はあと、インターンシップにクライアントの方が実際にいらっしゃるのが、他社とは違うと思いました。例えば他のインターンシップで出た課題で、お店屋さんの売り上げを伸ばす施策を考えるというのがあって、そういう場合ってそのお店屋さんの定義から自分たちで決めていくので、その企業調べをする機会がなかったんですね。だけど、今回は実際に存在するクライアントの方がインターンシップにいらっしゃったので緊張感もあったし、企業理念などを見て「これは何を言おうとしているのか?」というのをみんなですごく深読みして、課題を解決していけました。

髙山:実際の仕事でも、本当にそのぐらい本気で調べるんだよね。

学生A:そうなんですね。それが難しくもあり楽しくもあったのですが、リアルな広告会社の体感ができたのはすごく勉強になりました。

学生C:私は今まで業界のことは調べてきたんですけど、会社の中の部署ごとの違いや職種の違いはあんまり知らなかったんですね。だけど今回、自分の施策を社員さんに見てもらったときに、営業はクライアント側に寄っちゃう、クリエイティブは生活者側に寄っちゃう、そのギャップを一気通貫させるのがマーケッターみたいな、そういう立ち位置を教えてくださった方がいらっしゃいました。そのことで、自分がどの職種に向いてるのかがすごくイメージしやすくなりました。

学生M:それ、私も感じました。私のチーム内でも、考え方がクリエイティブの人と、論理的に攻める人と、両方いるんですよ。でも、どっちが正解とかじゃなくて、どっちの考え方もあるから答えは見つかるんだなと実感しました。クリエイティブな子がアイデアをポーンッて出しても、それは論理的じゃないから「なんでこれがいいのか?」となるし、論理的な子は論理でガチガチに固め過ぎていて「逆に普通じゃない?」みたいになる。

学生C:今回のチーム編成は、動物占いで決めたとおっしゃってたじゃないですか。それが結構うまいことになってるなって思って、アイデアから入る人と、インプットから入る人がチームでうまく分担されていると思いました。

髙山:チーム編成は、あらゆるいろんな要素を交えて決めました。動物占いも実際に見たので半分は本気、半分はネタみたいなもので(笑)それらを見つつ、やっぱり広告は実際の仕事もいろんなポジション、例えば営業、マーケ、クリエイティブ、メディアとかが一緒にチームでやっていく。それを体験してほしい意図もあったので、TABLE DIALOGUE(※)で学生さんとお話をした社員の話とかもいろいろ聞いて、いろんな個性の人たちが同じチームに入るように意図してグループを組んでいました。それを感じてもらえてたなら、チーム分けがうまくいってたのかなと。
(※)インターンシップの前に設けられた、インターンシップ申込者と大広社員との対話の場。

学生P:本当、見事ですね。

髙山:良かった、良かった。やった甲斐があった、動物占いを(笑)
あと、さっきの話に近いですけど、僕らが設定していたCAMPというテーマについては、どう思いましたか?

和田、髙山

学生M:私は申し込みをしてTABLE DIALOGUEに呼んで頂いたときに、それがインターンシップの選考の一部だと思ってなくて、社員さんと話しに行くんだなみたいな、本当にそれぐらいの気持ちで行ってしまっていました。

髙山:正解(笑)

学生M:あ、正解ですか?だから、終わったあとに、すごいびっくりしました。「あ、選考だったんだ」みたいな感じで。

学生P:自分もそういう印象は受けましたね。行ってみたら、これは選考じゃなくて、もうこのままみんな4日間のインターンシップに参加するんじゃないか?ぐらいの和やかな雰囲気で進められていたので。去年参加された先輩の話からも面接だったという話を聞いてたんで、結構ガチッと「申し込みのときに書いた内容についての面接をするんだな」という気持ちで行ったんですけど、そんなことなくて。そこで社員さんの人生のお話とかも聞けたので、その段階ですでに好感度がすごく上がりました。こういう選考の仕方してるところは他にはないんで面白いなと思いましたね。

学生C:同意です。完全に同意です。普通だったらガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とか自己PRを言わなきゃと構えて行っちゃうところですけど、逆にそれがポキッと折られるぐらい社員さんと同じ目線に立って、自分の人生についてひたすら話す。ガクチカだったら過去にやってきたことを一つしか言えないけど、あのやり方だったら何個でも見て頂ける感じで、自分の良さを一個に絞らなくていいんだっていうところに魅力を感じました。

学生A:面接って自分をアピールしなきゃという意識があって、そういう意味で企業側のWinが強いのかなと思っていた部分があります。でも、今回のこの大広さんのTABLE DIALOGUEはこちら側のWinもすごくあって、インターンシップの選考で落ちたとしても得るものがあったなって思えたんですね。それは他の企業にはないところだなと思ったので、すごい企画だなと思っていました。

髙山:持ち上げてくれましたね(笑)僕らとしては、こっちが一方的に選考という形で選ぶよりも、その人にとって大広っていう会社が合っているかをお互いに見極めたい意図が強かったんですね。僕らが一番優秀な人を選びたいという視点ではない。その人が大広っていう会社を自分が一番伸びる場所と思ってくれて、大広としてもその人がマッチしてうちの環境に合うのかを見たい。なので、こちらが一方的に質問するんじゃなく、お互いを深く知っていける場にできればいいなと思っていました。ところで、社員として今回インターンシップにも協力してくれたお二人は、実際に学生さんに接してみてどうでしたか?

和田:僕が一番心掛けていたのは、「なんで大広を志望したの?」って絶対に言わないってことですね。人事がアピールしている通り、上から目線の採用じゃなくてお互いのマッチングというか、お互いが相手としてどうなのかを見るのが大事。だから、大広になんで入りたいかを質問をしている時点で全然学生さんの気持ちを分かってないなと思って。そもそも広告業界が合ってるかどうかすら、分からないかもしれない。広告業界志望だとしても、業界上位の会社から順番に受けていくのが当たり前なので、そこをすっ飛ばして「うちを志望している理由って何?」というのは相手を無視している質問。それよりも「どんなことやりたいの?」とかを聞き、「それはうちに合ってるよ」みたいな順番の会話になるよう意識しました。

小尾:僕は本当に、学生の皆さんがこのインターンシップに参加して良かったと思えるようにサポートをする、ということだけを心掛けました。3日目に各チームのアイデアについての質問会をやらせて頂いたんですけども、どうやったらチームが前に進むかとか、そのためにどうアドバイスできるかを考える。とにかく肯定も否定もせず応援するスタンスで終始臨みました。
そうやって学生さんに向き合うと、みんなすごく優秀だし賢い。あと、クールな子たちが多いのかなって思ってたんですけど、こちらのアドバイスを真摯に聞いてくれたりする顔とか目とかが、すごい素直さがあって、めちゃめちゃいいなと思って、逆に刺激を受けました。

髙山:最後に、今回のインターンシップや就職活動の中で他の会社にも触れてみて、大広や広告業界について、もっとこうあるべきと思ったようなことはありますか?

学生M:正直、広告代理店の違いは就活していてあんまり分からないなと感じています。こういうインターンシップとかに来て、初めて分かることが多くて。

学生A:本当に、ネットを見るだけじゃ分からない。割と同じようなこと言ってる気もするなっていう感じはあります

学生M:なのに、それだけで決めちゃっている人が多いかなと。

学生P:確かに広告会社ごとに色はあるんだけど、それが分かりづらいですね。

学生C:でも、大広さんはロゴが一新されたのがめっちゃいいなと思います。前の明朝体のだとお堅い感じがしますけど、新しいのはクリエイティブな感じが伝わるロゴじゃないですか。

髙山:クリエイティブな感じが伝わるようになって良かったです(笑)今日皆さんからお話を聞いてみて、今年から採用を変えたことへの手応えを感じつつ、いろいろ前向きな課題も見えてきました。今は新型コロナウイルスの問題もあって、対話や「向き合う」ことへのハードルも高いんですが、オンライン上でのコミュニケーションも企画して、できることから採用をもっと良いものにしていきたいですね。

Daiko WEDO COCAMP SHALL WE CAMP? RECRUIT ミラスト D'z lab “生活者データ・ドリブン”マーケティング通信