研究開発
—データ集
CAMPUS-LIFE 2003 調査結果トピックス「Webが第2のメディアに」
■大学生のメディア接触時間
・テレビ番組 :123.9分(※1時間未満の人は17%)
・ラジオ番組 :47.5分(※視聴しない人が約7割を占める)
・新聞記事 :24.3分(※読まない人25%、15分以内の人は25%)
・雑誌記事 :33.2分(※読まない人14%、15分以内26%)
・Web :60.8分(※見ない人17%、30分未満21%)
・新聞記事は居住形態(家族と同居か一人暮らしか)による差が顕著。
(一人暮らしの45%は読まない/家族と同居で読まない人は15%)
・メディアと接触している時間の合計は一日平均約4時間
※(TV、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットの1日の合計接触時間)
■大学生のメディア接触時間の変化(2001年度と2002年4月以降)
・メディア接触時間は、テレビの視聴時間が減って、Webを見る時間、新聞を読む時間が増加傾向。
・ただし、一人暮らしの人は、テレビの時間が増えた人が2割いる。
■大学生が調べる情報内容
1位:趣味 男性74.2%/女性63.9%
2位:衣生活(ファッション) 男性32.1%/女性59.4%
3位:旅行(レジャー) 男性32.3%/女性39.9%
4位:スポーツ 男性60.5%/女性17.4%
※男性はスポーツ、趣味、女性はファッション、健康、美容情報の調べる割合が高いなど、性別による調べる情報内容の差が顕在化している。
■大学生が情報収集する際の利用メディアとコンテンツ
※全般的に「雑誌」が多く利用されている。趣味や旅行についての情報は「インターネット」が有効な情報メディアとして利用されている傾向にある。スポーツは多くの種類のメディアを利用。
■情報に対する考え方を使ってのクラスター分析結果
< 高感度・積極収集派> 44.1%
・色々な分野に対する興味・関心が強く、情報収集意向も強い層。
・いつでもどこでも情報収集したい考えを持ち、何か行動を起こすときや、分からないことがあると情報収集を積極的に行うことが多く、場合によっては情報の出所を気にしない、入手にかかる費用も容認するなどの傾向もある。
・他の人よりも新しい情報に対する欲求も強く、自分から仲間に対して新しい情報を提供することが多い。
・情報収集にはインターネットを比較的多く利用する傾向にある。
< 高感度・消極収集派> 37.1%
・色々な分野に対して興味・関心は強いが、自分から情報収集をすることに対しては比較的慎重・消極的な層。
・特に情報に対して費用がかかる場合に、お金を惜しまず情報収集することは少ない。
・情報はテレビから入手するケースが比較的多い。
< 低感度・消極収集派> 18.8%
・自分の興味のあること以外の情報に対しては、比較的関心度が低い層。
・旅行や食生活、趣味についての情報は他の層と遜色なく収集している。
■インターネット利用の有無
・インターネット利用者は全体の80%超。
・クラスターにより、高感度・積極収集派は自分のパソコンを持っている割合が高く、“情報化投資”が進んでいる。