2026年社長年頭所感

株式会社大広
代表取締役社長 泉 恭雄

新年あけましておめでとうございます。

2025年を振り返ると、一年を通じて注目された大きな話題の一つが大阪・関西万博でした。開幕前や開幕後しばらくは集客面や運営面で厳しい見立てもありましたが、会期後半には入場制限を設けるほどの人気を博し、最終的には一般来場者数が愛知万博を凌ぐ2558万人、アジア太平洋研究所の推計による経済効果は3兆円超と、とても大きな成功を収めました。
当社も博覧会協会業務への参画に始まり、パビリオンの建設・設営・運営から各種催事の実施まで様々な形でこの一種「祝祭」的な国家的一大イベントに関わる機会を得、私自身も何度か会場でその熱気を直接浴びました。
その場で私が強く実感したのは「リアル」が生み出す強い力です。来場者の方々は老若男女問わず、会場を埋め尽くす人々の群れに多少くたびれる姿がありつつも、魅力的な空間に誘われ、いくつものパビリオンを回遊し、飲食も堪能するなど、非日常の体験を満喫されていました。

ところで、昨年を通じた話題と言えばもう一つ、AIを欠かすことはできません。広告業界や社会全体はもちろん、私自身の周りでもAIの進歩や可能性について目にしない日は、皆無と言っても過言ではありませんでした。
21世紀に入って私たちの暮らしに変化を与え続けてきたテクノロジーの波が一つの到達点に達し、すっかり別のステージに転じた感があります。今後、社会全体のデジタル化やメディア化はますます加速し、AIの進化を軸に私たちの生活や仕事において一層の効率化や高速化が進むことと思います。
私にはこの、一方では効率を求めるテクノロジーの恩恵を受けながら、もう一方では或る意味「非効率」な(何時間もパビリオンに並んで!)リアルの感動を求める生活者の姿が現代を映し出す鏡のように感じられ、「オン・オフ」両方を追い求める欲求や価値観を理解することがいかに大事かを再認識した気がします。

今年は、どんなリアルを人々は期待しているのか。
AIはどこまで進化し、どう生活者の未来を変えていくのか。
そして、私たちはそれらをどう掛け合わせて新しい価値を生み出していけるか。
とても楽しみですね。

さて、2026年がスタートしました。
新年を迎えるにあたり、社員の皆さんも心新たに、それぞれの目標や挑戦に臨んでいることと思います。
私自身の、「社員一人ひとりの意志や想いを支援し、安心して挑戦できる会社にしていく」という志はこれまで通り変わりません。皆さんにはぜひ、ご自身の新しい価値創出にトライしていく一年にして欲しいと思います。

私自身もあらためて決意を心に刻みました。
「スピード感を持って変化を捉え、あくなき変革を実現する」
社員の成長、会社の成長に向け、2026年も全力で取り組みます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

Prev
Next