近年、企業の広告宣伝費が増加しない中で、この6年間では販売促進費だけは約1.3倍に急激に拡大しています。企業は小売店頭でのより効果的な販売促進を希求しており、店頭における消費者のブランド選択行動は大きく注目されています。
この研究は、東阪の流通企業との協力関係を活用して、流通店頭における消費者のブランド選択及び購買行動を把握し、有効な販売促進活動を検討するための情報収集と実験を行う研究プログラムです。
現在、基本的なデータ蓄積と同時に、実験棚による購買実験や購買履歴データの解析によるカテゴリーマネジメントへの活用など、より実践的対応が可能なアプローチについての研究を進行中です。
購買実験や購買履歴データの分析に関する研究に関しては、関西大学・陶山先生の協力のもと、共同研究を進めています。