「顧客は、どのような価値を、どのくらいの大きさで、感じているのか。」 顧客価値指標は、①どのくらいの大きさを示す「VoV(Volume of Value)」と、②どのような価値を示す「QoV(Quality of Value)」の2つの要素で構成される。 VoVで6問、QoVで24問、計30問によって顧客価値の大きさと意味が明らかに。30の質問は、ブランドのカテゴリーにかかわらず共通して使える。
ブランド体験の中で顧客が感じる価値を数量化する独自の調査手法
顧客価値とは、単なる顧客のニーズではなく、企業と顧客と社会をつなぐ、3者の共有価値。顧客価値をつくり、高めていくことで、顧客と社会に愛され続けるブランドをつくることができます。
その実践のために、顧客価値の現状や、それが上がったか下がったかを数値化する「指標」を開発しました。
顧客価値を測る
顧客価値の大きさ|VoV
VoVの測定にあたっては、ブランド・ロイヤルティを、マインド(心理的側面)とアクション(行動的側面)で捉える。
マインドロイヤルティでは、ブランドへの愛着やブランドの考え方への共感 を測定。アクションロイヤルティは、継続意向と推奨意向の2つに分けて測定。
顧客ひとりひとりのマインドロイヤルティ、継続意向、推奨意向の合成値として、顧客ごとにVoVを算出。その平均値をブランドのVoVとする。
顧客価値の意味|QoV
顧客が感じる価値は、商品・サービスの技術的性能や実用性に対して知覚する「機能的価値」と、商品・サービスについて経験する楽しさ、美しさ、非日常感、優越感などに関する「意味的価値」に分けられる。
機能的価値に関しては「品質感」「価格面」「効率性」の3つ、意味的価値に関しては「審美性」「娯楽性」「新規性」「好印象」「利他性」の5つ。これら8項目でどのような価値を感じているかを数値化する。