顧客に商品を購入していただくためのアプローチの第一歩は、商品の存在を認識していただくことから始まります。その際、「提案理解」フェイズに顧客を直接導くのではなく、一旦「感情喚起」フェイズへ顧客を導く広告表現のほうが、商品購入を促進させることがわかってきました。
購買意思決定が最大化するカスタマージャーニーのプランニング
「S-Stream Plot Planning」はターゲットへの最初の声掛けから購入まで効率的な導線を計算してプランニング。「情報認識」「感情喚起」「提案理解」「価値評価」とSの字を描きながら進んでいくカスタマージャーニーで効果の最大化を狙います。
「情報認識」とは
「感情喚起」とは
例えば、ブランドイメージを高めるためのTVCM、TVインフォマーシャルにおけるタレントの『自分に自信が持てます』というキャッチコピーなどの要素は、すべて「感情喚起」要因であり「商品のことを知りたい」と思わせる「動機付け」として利用することができます。
ただし、そのためには「動機付け」につながるような「感情喚起」要素を設定しなくてはなりません。
ただ、タレントを出せばよいというわけではないのです。
「提案理解」
「提案理解」“状態遷移モデル”で構成されています。
<購買意思決定が発生する条件>
①“現状態”と“理想状態”に相違があり ②相違解消に向けた強い欲求があり ③解決するに足る“実現根拠”がある
この“実現根拠”こそが「商品」そのもの、すなわち伝えるべきメッセージなのです。
“状態遷移モデル”を、顧客の認識上に構築することで、継続的な商品購買が期待できるようになります。
「価値評価」
顧客は「価値評価」のフェイズで、最終的に商品を購入するかどうかを判断します。
このフェイズで競合商品(購入候補商品)との比較検討が行われるのですが、それをさせないことが重要な指標になります。
また、商品の便益や獲得の確実性と総コストとの比較が、顧客で行われるのもこのフェイズです。
ダイレクトマーケティングに欠かせない“オファー”は、このフェイズにおいて顧客の購入判断に大きな影響を与えます。