顧客の隠れた「欲望」を見抜くことは、広告コミュニケーションを考える上で、非常に重要なことです。
調査で「買いたい」と評価されたポイントと、 生活の中で「思わず買っちゃった」となるトリガーは、必ずしも同じではありません。調査だけではたどり着けないインサイトを 探り出すことが大切で、対話記録などの数字だけでは表せない声も活用し、仮説検証テストを徹底的に行います。インサイトを捉えると、「ブランドプロミス」と「セリングプロミス」が整理できます。
「お客様に売る」ではなく「お客様に喜んで買っていただく」
コミュニケーションがパーソナライズ化している今だからこそ、商品側がお客様に合わせ、いくつものセリングプロセスを持つ事は重要です。顧客ひとりひとりに商品やサービスを売るのではなく、顧客ひとりひとりに商品やサービスを買っていただくことが、今の時代にとても必要なことなのです。
顧客の隠れたインサイトを捉え「ブランドプロミス」「セリングプロミス」を整理する
「ブランドプロミス」とは
「ブランドプロミス」は、商品の約束を“ひとつのイメージ”に収斂して定着させることです。
商品の約束がしっかりとすれば、顧客ひとりひとりの商品やサービスへの理解が増し、愛着も湧きます。
「セリングプロミス」とは
「セリングプロミス」は、商品の約束を“様々な買う理由”にひもづけて、購入に直結させることです。
コミュニケーションがパーソナル化している今の時代だからこそ、商品やサービス側が顧客に合わせて、
いくつものセリングプロミスを持つことは必要だと考えます。顧客ひとりひとりのニーズを分析し、
メッセージをカスタマイズ。様々な説得話法を用意することで、様々なお客様を顧客化できるのです。