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江崎グリコ「ビスコ クリスマスキャンペーン」 江崎グリコ「ビスコ クリスマスキャンペーン」

江崎グリコ
「ビスコ クリスマスキャンペーン」

江崎グリコ
「ビスコ クリスマスキャンペーン」

肩書きにとらわれず、チーム総力戦でプロジェクトに取り組み課題を解決!

ビスコの抱えるブランド課題を、領域に縛られない統合的な
コミュケーションで解決してきた「ビスコ クリスマスキャンペーン」。
プランナー、コピーライター、デザイナー、プロデューサー…それぞれの肩書きはあれど、それにとらわれない柔軟性で、チームの力を最大限に発揮!総力戦でクライアントの課題解決に取り組むプロジェクトチームの仕事内容と、チーム力を活かすためのチームのあり方について、話を聞きました。

──まず、皆さんの自己紹介をお願いします!

中牟田:私は今、大広WEDOのクリエイティブ力Divisionで、プランナー、コピーライターとして働いています!広告会社で「プランナー」というと、「CMプランナー」と思われがちなのですが、CMだけではなく、PR×クリエイティブの視点で全体のコミュニケーション企画をすることが多くて、統合プロモーションの全体プランナーと言う方が、イメージは近いかもしれません。特に「女子力」を活かしたプランニングが得意です(笑)この案件では、コミュニケーションの全体企画と動画のコンテンツ制作を担当しています!

村岸:僕も中牟田さんと同じ、大広WEDOクリエイティブ力Divisionで働いています。肩書的にはプランナーですが、中牟田さんの弟子的に一緒に仕事をすることが多いです。
学生の頃から動画制作をやってきたので動画の仕事が得意です!ここだけの話、学生のころはフリーランスとして今より稼いでいました…(笑)自分で手を動かして作れるということもあり、ディテールまで踏み込んだクリエイティブディレクションをできることが強みです。

宮崎:私も大広WEDOクリエイティブ力Division所属です!デザイナー兼プランナーとして働いています。入社してすぐはデザイナーとして働いていたのですが、2年目からプロモーションの局に異動になって。今は、プロモーションの分野に軸足を置きつつ、デザインまわりでのディレクションが必要な時は、クリエイティブのディレクションもやっています。どちらも出来るというところが強みかなと思っています!この案件では、プロモーションプランニング全般を担当しています。

清水:僕も皆さんと同じクリエイティブ力Divisionで働いています。肩書きは、コピーライター、プランナーですが、webディレクションやプロモーション、SNS運用、CM制作など、特に型にとらわれず幅広い分野で仕事をしています。この案件では、宮崎さんと一緒にプロモーション分野を担当しています。プロモーションとひとことで言っても、プレゼントの企画やサイト制作、事務局運営など、やらなくてはいけないことが多岐に渡るので、宮崎さんと上手く分業しながらやっています。

稲葉:私は、統合プロデュース局に所属しています。肩書きは「プロデューサー」で、普段は制作進行管理と媒体進行管理、予算管理などをしています。

宮崎:稲葉さんは守備範囲がすごく広くて、本来なら私たちがやるべきクリエイティブやプロモーション周りの仕事も手伝ってくれたりして。さまざまなことをプロデュースできるので、わたしたちは「360°プロデューサー」と呼んでいます(笑)

──みなさん、肩書きはありつつも、あまり型にとらわれない働き方をされているのですね!それでは、「ビスコ クリスマスキャンペーン」について、どのような経緯で実施に至ったかを教えてください!

稲葉:まず前提として、広告会社の仕事は大きく2種類あると思っています。1つは、クライアントの提示した課題に対して、プレゼンテーションをしてお仕事をもらう「プレゼン型」。もう1つは、クライアントと二人三脚で、課題設定の部分から一緒に考える「パートナー型」。今回のお仕事は「パートナー型」のお仕事で、「課題を何に設定するか?」の部分から、クライアントと一緒にスタートしています。
「ビスコ」の課題は、「子ども専用のお菓子」というイメージからの脱却。「小さなお子さんから大人までみんなが元気になれるお菓子」として認識してもらうために、「クリスマス」という催事タイミングを有効活用できないか?ということで、グリコさんから話をいただき、一緒に今回の企画を考え始めました。

中牟田:実は、「ビスコ」は「サンタさんが大好きなお菓子」なんですよ!

稲葉:そうなんです。海外ではクリスマスイブの夜、プレゼントをくれるサンタさんに感謝の気持ちを伝えるため、ビスケットとミルクと手紙を用意しておくという文化があって。ビスコとクリスマスは実はとっても親和性が高いんです。

中牟田:まず2018年のクリスマスは、ビスコでクリスマスを最大限盛り上げるために、CMにも出演していただいている深田恭子さんにweb動画にも出演いただいて、最近人気のクリスマスまでの期間を数える「アドベントカレンダー」をSNS上でリッチに作り上げました!

宮崎:深田恭子さんが毎日違う演出で出演、毎日変わるプレゼントを発表してくれます。毎日投稿することで、ビスコのインスタグラムのタイムラインがアドベントカレンダーのようになるという仕組みです。

中牟田:2019年は「クリスマス=ビスコ」という繋がりを、もっと皆さんに深く知ってもらい印象付けたいよね、という話になりました。さっきお話した通り、ビスケットでサンタさんを迎えるのは、海外では古くからある文化だったりするんですが、日本ではまだまだ認知が低いんです。「サンタさんからプレゼントを貰うだけのクリスマス」じゃなくて「サンタさんに感謝を伝えるクリスマス」ってとっても素敵なのに。ただクリスマスにビスコの広告をするだけではなく、そのストーリーまでをしっかり伝えたいなと考えました。

宮崎:でも説明をするときに、ただ伝えるだけでは聞いてもらえない。子どもとお母さん、そしてオトナ女子にも楽しんでストーリーを理解してもらえるように、可愛いサンタクロースのパペット人形劇仕立てでストーリーを説明し、その声を今をときめく人気声優さんに演じてもらうことにしたんです。

中牟田:今年もクリスマスまでの約1ヶ月間を「お祭り期間」として盛り上げられるように、「このサンタクロースの声の主は誰?」 というクイズ形式のティザームービーを制作。クリスマス前からワクワク感を演出していきました!「クリスマスにはビスコ」というテーマをどこからでも聞こえる状態にしたかったので、この動画以外にも色々なメディアでビスコのクリスマスストーリーを目にしてもらえるよう、戦略を作っていきました。

宮崎:広告だけではなく、ビスコの写真をSNSに投稿してくれた方から抽選で「ビスコオリジナルおもてなしセット」をプレゼントするという企画も同時に実施しました。サンタさんをビスコとミルクでおもてなしするための、ビスコの形をした木のプレートとオリジナルマグカップのセットです。マグカップにもビスコのイラストがエンボス加工で入っていて、めっちゃかわいい…

村岸:SNSの使い分けもかなり戦略的に行いました。詳しくは秘密ですが…(笑)ティザー動画を投稿した後すぐ、声優ファンのみなさんがすごく反応してくれたり、インスタではプロ顔負けのビスコフォトが集まったり…ユーザーの声がすぐに届くのは、僕たちの励みにもなりますね!SNSは、グリコさんと一緒に読んでは、盛り上がっています!

中牟田:「私もビスコを買ってやってみよう!」というコメントや、「YouTube広告はいつもスキップするけど、この動画は全部見ちゃう!」というような嬉しいコメントもありました!

──なるほど…それは嬉しいかも!今回の事例は、皆さんのチーム力を活かして1つのキャンペーンを作り上げて行った案件だと思うのですが、チームメンバーの関係性を教えていただけますか?

中牟田:プロデューサーがいて、クリエイティブがいて、プロモーションがいて…と担当が別れている案件もありますが、このチームに関しては特に担当を区切らず、仲良く集まって作っていく感じです。
動画制作は本来、私がメインの担当ではあるのですが、声優さんには詳しくなくて…。その点、宮崎ちゃんはとっても詳しいので、ストーリーは私が考えて、声優さん周りはすべてお任せしちゃいました(笑)

宮崎:めちゃくちゃ楽しくて、夢のような現場でした〜!!!(笑)
このチームは、できない課題が現れると、できる人が手を上げるという挙手制です。お互いに分からないことがあればどんどん相談しますし、協力します!

清水:自分の得意領域があれば、既存の領域にとらわれずやる!というスタイルですよね。上下関係も全くなく、チームワークとしてうまく相乗効果が実現できているチームだと思います。

稲葉:もちろんベースにはビスコの商品開発担当の方の強い思いや、ものすごい努力に支えられた開発工程があって…それを受け継ぐ形でグリコの広告担当の方や我々でひとつのメッセージに作り上げていく…ビスコがお客様を元気で幸せにできるように、社内はもちろんクライアント含めての「ワンチーム」での仕事だと思います!

──プライベートでも仲が良いんですか?

中牟田:仲は良いと思います!一緒にランチに行ったり、仕事終わりに飲みに行くことも多いですし、このメンバーだけに限らず、普段から会社の若手メンバーが集まってワイワイやってます(笑)

宮崎:季節に応じたイベントをやっていて、グランピングにみんなで行ったりとか…

清水:僕は村岸くんと同じ「映画鑑賞」という趣味があるので、仕事の合間に上司も含めて、映画について語り合ったりしています。

村岸:「入社3年目の僕が、こんなに気を使わなくていいのか?」というくらい、上下関係もなく毎日楽しいです(笑)

稲葉:私は一人で飲みに行くのが好きなので、あまりみんなとワイワイ集まって…みたいな場には参加しないのですが(笑)、そういう人間も排除しない寛容さというか、一緒にいても違和感のない“真のチームワーク”みたいなものがあるなと感じます。

──多様性を受け入れてくれるチームなんですね(笑)そんな、チーム力を最大限に活かして仕事をされている皆さんから最後に、就活中の方々に一言アドバイスをお願いします!

中牟田:今、広告の仕事に「これをやったら必ずあたる!」みたいな形はないと思います。だから、会社の人材にも「多様性」が必要。就活中って、受けに行く会社に自分のキャラを合わせに行った方がいいのかな?みたいなことを考えることもあると思うんですけど、ぜひ「自分らしさ」を大事にしてください。大広・大広WEDOは、そういうそれぞれの個性を、チームでイキイキと活躍させられる雰囲気がある会社です!

清水:広告は自分の特技や趣味が、そのまま強みにつながる仕事だと思います。それはスポーツでも映画でも食でもお酒でもアニメでもゲームでも、なんでもOK。実際、社内には得意分野を仕事に活かしている人がたくさんいます。皆さんも自分の好きなことを伸ばして、ぜひ大広・大広WEDOで活躍してください!

村岸:大広WEDOという会社が出来たこともあり、僕のように自分の手を動かして物を作りたい人も広告会社に入る時代なのかなと思っています。新人だからとか関係なく、僕の場合は1年目から仕事を任せてもらえて、楽しかったし成長することができました。ぜひ、うちで武器を伸ばして個性にしてほしい。ここは、それを尊重してもらえる会社だと思います。

宮崎:自分のわからないことを素直に聞いて、アップデートしていくことが大事かなと思います!社会人になると「わからない」と言ったら自分の評価が落ちてしまうと思ってしまいがちだけど、大広・大広WEDOは、くだらないプライドなんかにとらわれず、周囲に聞きまくって自分のレベルを上げることができる、そんな雰囲気を持っている会社です。

稲葉:「こんな仕事がしたい!」というのもあると思うけど、今は人とのコミュニケーションがモノを言う時代。いろんな会社に行って、どんな人がいるのかを見て、自分に合った会社を見つけて欲しいなと思います!